11月18日岐阜県中津川で行われた緊急消防援助隊中部ブロック合同訓練に参加してきました。
今回救助犬は土砂災害の発生を想定した現場に投入されました。
参加の隊員たちはブラインド(どこに要救助者がいるかわからない)で行われました。
一日雨の降り続く中での訓練は実際の土砂災害現場さながら、泥に足を取られ犬も人も泥だらけになりながらの作業でした。
重機で掘り、救助犬を投入。そしてまた重機を入れて救助犬というやり方は熊本の現場を思い出させます。
その中で我々は捜索の実力を発揮することも重要ですが、
指揮本部との意思の疎通、現場救助隊との連携等
隊の一員として機能することの重要性と難しさを実感させられます。
我々人間は想定された中での訓練ですが
犬たちにとってはいつも「発災現場」です。
そのため訓練によって犬のモチベーションを落とさない事にも気を使わなければなりません。
昨年は奈良県御所で行われた近畿ブロックに参加。
年々緊援隊の中で連携した訓練ができるようになってきましたが、まだまだ課題は沢山あります。
人も犬も「実演」の為の見せる訓練ではなく、実際の発災時の「実働」の為の訓練が重要だと実感します。